夕焼小焼の、赤とんぼ負われて見たのは、いつの日か山の畑の、桑(くわ)の実を小籠(こかご)に摘んだは、まぼろしか夕焼小焼の、赤とんぼとまっているよ、竿(さお)の先十五で姐(ねえ)やは、嫁に行きお里のたよりも、絶えはてた